脳神経学の観点からチームマネジメントの重要性を伝え続けている株式会社メンターリング・アソシエイツ

その会社の代表取締役である川口社長は、なんと「7つの習慣」の著者スティーブン・R・コヴィーの先生であるルー・タイスの直弟子でもあります。ルー・タイスの研修をビデオでたった5回受けただけで、年商1億円未満の会社の売上を10億円にしてしまった凄腕女性経営者です。

そんな知性とパワーを兼ね備えた川口社長に、今回直々にインタビューさせていただきました!チームマネジメントの理論や、輝かしい実績が作れるようになった、そのルーツに迫ります。
はるか

皆さんこんにちは、はるか(@Black_Trick_)です!

今日は社長インタビュー第2弾!
株式会社メンターリング・アソシエイツ代表取締役川口社長のインタビューの模様をお届けいたします。

川口社長、本日はお会いできて光栄です!
早速ですが、株式会社メンターリング・アソシエイツ、そして川口社長ご自身のことについて色々深掘っていきたいと思います。

川口社長
はい、よろしくお願いいたします

多くの会社がチームマネジメントで結果が出ない理由とは?

はるか
チームマネジメントというと…
①仲間の士気を高めて会社としての業績促進を施す
②タスク管理や進捗を共有して仕事のスピード感や認識のズレなどを調整する
③メンタルケア
といったものが含まれるといったイメージを持ちます。

そしてチームマネジメントと一括りにしてもいろんな攻め方がある中で、川口社長は脳神経学に目をつけたわけですが、それには何か理由があったのでしょうか?

 

川口社長

はい、確かにチームマネジメントというとコミュニケーションを積極的に取りましょうですとか、厳しく数値管理すればいいと思われがちですが、実のところそういうわけではないんです。

人間の本質的な部分である脳神経を紐解いていかないと根本的な解決には至れないんですよね。多くの企業がこのことを知らないがために、チームマネジメントで手を焼いてしまっているのが現状です。

そして一番顕著にチームマネジメントの結果が出ない理由として
チームマネジメントをしているのに成果が上がらないこと」自体にフォーカスしてしまっているから、というのがあるんです。

はるか

頑張ってマネジメントしているのに成果が上がらなかったら、誰しもがなぜ上がらないのかということに焦点を当ててしまいますよね。

ではなぜ、それをしてはいけないのでしょうか?

川口社長

師匠であるルー・タイスが言っていたのですが『F1レーサーがコースアウトしそうになった時に「危ない!」って思った時には既にクラッシュしているんだそうです。なぜなら、「危ないモノ」つまり壁やコース外の何かを見てしまっているからなんです。それを見てしまったら、既にその方向に突き進んでいて、その推進力は止められない。』ということだそうです。

また彼は『回避するには、コースを見るだけでいい。自分が「あ〜マズイマズイ」って焦っていることを把握した上で、行くべき方向に焦点を合わせなさい。』とよく言っていました。

つまり、(現状に)囚われないで(向きたい方向を)捉えろ!です。

はるか

成果が上がっていないという現状を把握しておくのは大前提ですが、そこで悩んでしまうのではなく、自分が変えたいと思っている目標へのフォーカスを失念してはいけないということですね。

では、そんな状態を脱却する方法として、脳神経学的にいうとどういったものがあるのでしょうか?

川口社長

はい、それはズバリ、適切な認知的不協和が起きていないことを把握するということです。

認知的不協和とは?

人が自身の中で矛盾する認知を同時に抱えた状態、またそのときに覚える不快感を表す社会心理学用語。(参照:Wikipediaより)
川口社長

認知的不協和とはアメリカの心理学者レオン・フェスティンガーが唱えた理論で「人間は相反する認識や視点を同時に持つことはできないというものです。

ダイエットしたことがある方だったら思い当たる節があると思います。「痩せたい!」と思っていても食欲が勝って、結局食べてしまうことありますよね。

例えば、目の前にスイーツやとんこつラーメンがあったら「食べたい」という欲求と「痩せたい」という相反する欲求の間で、苦しみますよね。この苦しみが認知的不協和です。

そして「食べたい」欲求に負けてしまい、食べてしまう。この時、脳の中で何が起きているかというと…苦しみをなくすために、どちらか一つだけを選ぶという作用が起きています。認知的不協和を解消すべく脳が働いているということです。「食べたい」と「痩せたい」を綱引きさせて「食べたい」を勝たせたと想像していただけると良いです。

であれば認知的不協和をコントロールして、「痩せたい」を勝たせてあげればいいことになります。

 

欲求を理想の方向に向かせるには?

はるか

認知的不協和について少しずつ理解できてきました!

悪いモノ同士の綱引きを起こしてしまう認知的不協和ではなく、良いものと悪いもので綱引きができる適切な認知的不協和を作り出すことができればいいわけですね。

そうはいっても誘惑に打ち勝つのは至難の業です…。そんな時、その綱引きを理想の方向に勝たせるためにはどうしたらいいのでしょうか?

川口社長
綱引きを勝たせるポイントというのは、つまり結果を出すポイントということになりますね。それは3つあります。

が、その前にちょっとだけ注意点です。「良いものと悪いもので綱引き」というよりは、「現状と欲しい結果で綱引き」ととらえてもらうと良いです。
綱引きを勝たせる3つのポイントとは?

①「成果が上がらない中で自分がどの方向に進みたいのか?」という目標設定をしっかりイメージすること
ついつい現状の悪いとこばかりフォーカスしてしまいがちですが、自分が理想とする目標に向かうことと、その先の明確なイメージをしっかり持つことが重要。

自尊心を高めること
自尊心というと日本ではへりくだるという意味合いに受け取られることが多いが、ここでは良い意味での自尊心「ありのままの自分を信じる」ということ。

③普段の口癖を良いものに変えること
はるか

適切な認知的不協和の綱引きで良い方に勝たせるポイントは
①目標設定の明確なイメージ化
②自尊心を高めること
③口癖を良いものに変えること
の3つですね。

どれも確かに興味深いですが、
2つ目の自尊心を高めることについて、多くの方が悩まれていることかなと思うのですが、何か改善策はあるのでしょうか?

川口社長

自己効力感の低い人でも着実に自信をつけられる方法はあるんですよ!

自己効力感とは?

分がある状況において必要な行動をうまく遂行できると、自分の可能性を認知していること。(参照:ウィキペディアより)
川口社長

人ってつい大きい目標に意識が向いてしまいますよね。でもいきなり大きいことを成し遂げるのって難しいですし、理想と現実のギャップが大きいほど、なかなか叶えられない自分や、叶えられなかった時の無力感が積み重なってしまいます。そうすると自己効力感は下がる一方なんです。

大きな願望を思い描くことは素晴らしいことですが、結果を出している実感がないままでは、願望を持ち続けること自体が自尊心を蝕んでいきます。「出来る」イメージを持てない願望は、結果を出せない・自信が持てない・叶わないという構図を作ります。

心理学者ウィリアム・ジェームスが提唱したと言われる自尊心の公式があります。

自尊心=結果➗願望】です。

結果が0だと、どんなに願望が大きくても自尊心は「0」になります。自尊心は、結果を出す3つのポイントの1つですから、それが0ということは、結果は出ないことになります。この公式を当てはめると、自尊心と結果は再帰的に無限ループで影響し合うことになります。

はるか

なるほど、自尊心=結果➗願望ですね。覚えておきます!

確かに自分が立てた目標設定に対してちゃんと結果が現れたら自信に繋がりますよね。でも目標を立てるのって難しいと感じる方もいらっしゃると思います。そのような場合、具体的にはどんな目標設定をすればいいのでしょうか?

川口社長
目標設定の練習という観点でお話しします。シンプルに例えますね。

喉が渇いて水を飲みたくなったら、普段の生活の中であれば難なく水を飲むことができる、つまり結果を出せるということになります。

結果(水を飲む)➗願望(水が飲みたい)
=1
=100%


普段のこうした小さなことで100%の成功体験を積み重ねると、とても楽に自尊心を高めていくことができます。トイレに行く、食事をする、電話をかける、早起きするなどごく当たり前の積み重ねが大きなチカラになります。
はるか

小さな成功体験を積み重ねていけばいいんですね!それなら誰でも実践しやすいですよね。

では、
3つ目の口癖を良いものにすることについても、詳しくお話聞かせてください。

川口社長

人間が1日に喋る言葉って、男女平均して21,000語と言われています。そして、声に出さない独り言は1日50,000回と言われているんです。では、この21,000語と50,000回、ネガティブポジティブどちらがいいの?ということになります。

日々の発言や思考がポジティブで前向きであればあるほど認知的不協和が起こった時に、1つ目にお話しした良い目標のイメージ化と、2つ目にお話しした自信を持つことにも繋がってくるんです。

良い連携をつくって行けば、より楽に結果を出せるようになります。普段の簡単なことで習慣(クセ)をつくると、レベルの高いものごとにも難なく当てはめていくことができます。これが脳の統一一貫性の活用です。


チームマネジメントを勉強する上で気をつけたいポイントは?

はるか

よくマネジメントの研修に行っても結果が出ない企業やチームってやはり出てくると思うのですが、どうしてそのようなことが起きてしまうのでしょうか?

チームマネジメントを学ぶ段階で気をつけなければいけないことなどあれば教えてください。

川口社長

そうですね、もしかしたらその方達はベースを作らないで研修を受けに行ってるのかもしれません。

スマホで例えてみると、研修=スマホアプリを習いに行っている感覚なんだと思います。アンドロイドにしても
iphoneにしてもスマホを動かすにはOSが必要ですよね。なのにOSを整える前にアプリを習いに行ってもそれをインストールするOSがなければ意味がないんです。

特に古い
OSには最新のアプリはインストールできません。つまり、チームマネジメントを勉強するためのOSになるベースがないと、本当の成果を発揮することは難しいというわけです。

はるか

なるほど、川口社長は例えは非常に分かりやすくてイメージがしやすいです!

ではチームマネジメントにおいての
OSとは、具体的にどういったものをベース作りとして知っておかなければいけなのでしょうか?

川口社長
チームマネジメントの知識やノウハウを使いこなすベースとして社会神経系を知って頂きたいですね。これがあってこそ、チームマネジメントの理解が深まり、本来の効力が発揮されるようになります。
社会神経系とは?
自律神経には交感神経と副交感神経の他に、新しい神経系として社会神経系というものが存在しているとして、ポリヴェーガル理論を提唱したポージェスが発見したものである。社会神経系の役割は、自分以外の他者と関わることやコミュニケーションを取る時にこの神経が優位になっていることによって他者とゆったりと話したり、穏やかな表情や態度を取ることができるようになるとしている。

はるか

チームマネジメントを学ぶには、まず社会神経系の理論をベースで固める必要があるということなんですね!

川口社長

そうなんです。ですが、神経系の概念をインプットするだけでは体は思ったように動いてくれないんです。なので、弊社では、五感を使ってカラダで憶えて頂くということを推奨しています。

アタマの知識・概念から行動にうつすこと(トップダウン)と、カラダで憶えて直接行動にうつす経験値をインプットすること(ボトムアップ)の双方を行います

知識を増やせば記憶のデータベースが充実しますし、直接行動の感覚を身につければスピーディーな判断と行動を可能にします。脳神経を活用した学習法は、カラダに自然に成功パターンを染み込ませる弊社のオリジナルメソッドです。

スピーディーな判断と行動」について少し補足しますね。人間の行動のほとんどは概念との照合なしに反射的に起きているそうです。これは1990年代後半に社会神経系を発見したステファン・ポージェス博士の「ポリヴェーガル理論」で詳述されていて、反射的に起きる判断と行動を最適化する訓練が必要不可欠だと考えています。

弊社のオリジナルプログラムでは、社会神経系を「動かない筋トレ」でほぐしていきます。詳しくは別の機会に譲りますが、結果として、コミュニケーション力・集中力・判断力が高まります

はるか

なるほど、社会神経系がいかに重要かということが理解できました。これは学ばない手はないですね!


社会神経系が乱れているかどうかはどう判断する?

はるか

今回は社会神経系というのが大きなキーワードとして出てきていますが、社会神経系が正常かそうでないか判断できた方が自己管理やチームマネジメントもしやすくなりますよね。

これを見極める判断材料はあるのでしょうか?

川口社長

社会神経系が乱れているかどうかは現象で判断することができます。

例えば組織の中で成績争いが頻発しているとか、業務が遅れるとか、喧嘩やパワハラが見られるのは交感神経優位なスタッフが多くなってきている証拠ですし、鬱や病欠・休職・退職者が出始めると副交感神経優位になっているスタッフが増えていると判断できます。

はるか

なるほど、どちらも優位になってはいけませんし、会社内でそういった現象が見られるときは注意が必要ですね。

では自分で神経が乱れているかを自覚することはできるのでしょうか?

川口社長

人のやってることにイラっときたり、夜眠れないなどの症状があるときは交感神経が優位になっている状態です。

やる気がなくなり会社に行きたくなくなったり、映画やアニメに現実逃避する、あるいはリラクゼーションや癒しを頻繁に求め始める、不安や気分の落ち込みで動けない、人に会ったり話したりするのがおっくうになってくる等は、副交感神経優位の状態です。うつに進んでしまう危険性を孕んでいます。

神経というのはどれかが優位になりっぱなしは体にとって良い状態と言えません。適度に拮抗しあいながらバランスが取れた状態が一番自然でいられる状態なんです。その状態こそ冷静に俯瞰して物事を判断できる状態や人とのコミュニケーションが普通に取れる状態でもあるので、仕事のパフォーマンスも上がりやすくなりますし、チームとしての活動も円滑に進めることができるようになるんです。

創造性やコミュニケーション力もアップするので、会社を経営していく上で必要な人脈、もの、資金、情報を素早くベストな状態で入手すことができるようになります。なので神経が乱れた状態でチームマネジメントしようとしても効果は出にくいということが言えるわけです。

はるか

自分の神経が乱れているかどうか知るために、これを読んでくださっている皆様にも是非セルフチェックしてみていただきたいですね。

ちなみにもし、神経の乱れがありそうだと思ったら、セルフケアできる方法などあるのでしょうか?

川口社長

全ての神経の乱れはストレスからきていると言っても過言ではありません。なのでストレスコントロールを上手にできるようになるのが脳神経学的観点から見ると一番効率がいいんです。

じゃあ、そのストレスコントロールはどうやったらできるようになるかというと、ズバリ神経が通っている
部位のゆるやかな筋トレ(動かない筋トレ)ですね。

目や舌の筋トレは特に有効です。日頃から鍛えておくことで、いざという時にもこわばりを軽減することができるので、いつも通りのパフォーマンスを維持することができるようになりますよ。

詳しい筋トレ方法はまたどこかの機会でご紹介できればと思っています♪

はるか

先ほどのチームマネジメントを学ぶ段階のお話にもあったように、反射神経を利用して日頃から筋トレしておいて、いつでもそれがスムーズに使えるような状態を作っていくことが重要というわけですね。


最後に読者へ一言

はるか

ここまでお話聞かせていただいて、非常に内容の濃いお話が聞けたなと思っています。

ここでしかお話されてないであろう貴重な内容の部分まで教えていただいて、私自身も勉強になることばかりでした!

では最後に、この記事を最後まで読んでくださった方に一言いただければと思います。

川口社長
業績を向上させたい・売り上げをあげたいと思ったら、チーム作りは欠かせません。チーム作りに大切なのは、一人一人に「居場所がある」と感じでもらうことではないでしょうか。

リーダーシップをとる人には、チームのベクトルを整え一人一人が業績を向上した先の未来を描けるようにしていくことが求められていると思います。
はるか
川口社長、本日はお時間頂戴いたしましてありがとうございます!

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