もししがないフリーライターがプロの事業戦略家に出会ったら第五章

オフラインの交流

 Twitter運用をしていく中で、私は一つやっておきたいことがありました。それは、ツイッターの中の人が本当にいるんだよという信頼性の証明も兼ねて、ツイッターを通して仲良くなった人に実際に会ってみる、ということでした。

  よくタイムラインでツイッターオフ会というワードとともに、楽しそうにみんなで盛り上がっている写真を見かけることがありました。それを見るたびに、私もいつか参加してみたいなという気持ちが募っていったのです。

  ネット上だけだと思っていた繋がりが、オフラインでも繋がることができたらきっと楽しいだろうなというのが一番大きかったですが、人見知りだったけどTwitterを通して人に会うことまでできるようになったよという証明もできて、今人見知りで悩んでいる人の励みになれたらとも思っていたのです。

  そこから私は人に会う活動を始めました。いろんな人に会ってはお話ししたり遊んだり、時にはお仕事の話になったりして、今まで経験したことのない感覚で、いろんな話や価値観に触れることができることが楽しくて、人に会うことにどっぷりハマっていったのです。その活動も相まって、はるかさんにお会いしたいですと言ってくださる方まで現れくるくらい、私のアカウントは盛り上がりを見せていました。

  そこで、ずっと温めておいた人見知り改善教材を発表するなら今かもしれないと考え、思い切って発売を告知。徐々に反応を見つつ、価格設定や内容の見せ方をフォロワーさんの意見を聞きながら、ついに発売の日を迎えました。

 商品内容を加味して相応の値段設定をしたので、購入いただいた後の価格のクレームはあまり心配していなかったですが、まず買ってくれる人が現れるのか、そこが一番の懸念でした。でもそんなもの売ってみないと分からない、そう決心してドキドキしながら販売ツイートを投稿しました。

 正直売れる自信なんて全くありませんでした。商品自体は納得のいくものを作れたと思っていましたが、それはあくまで私の主観であり、お客様が価値を決定するといっても過言ではないなと思っていたからです。いくら自己満足でいいものを作ったとしても、お客様が満足できなものだとしたら、それはほぼ価値がないに等しいと思っています。そんなことを考えながら恐る恐る蓋を開けてみると、なんと12名もの方が私の商材を買ってくださったのです。たった12名かよと思うかもしれませんが、私にとっては12名も!という感覚でした。

 買っていただいた人それぞれが、いろんなタイプの人見知りで悩んでいて、そのどれもを私は経験したことがありました。なので、私の経験を交えながらのアドバイスも加えてPDFをお渡ししました。おかげで、相談に乗ってくれてありがとうと言ってもらえたり、中にはそれを読んだ数日後に人見知りが治りました!と報告をくださった方もいたほどに、私の商材は価値があったということをそこで初めて実感できました。

 人見知り改善やコミュニケーション系の本やセミナーはたくさん存在していますが、私はそんなものにお金をかけなくても人見知りは改善できると思っています。現に私はそういった本などは読まずに自力で改善できたのですから。本読んでる時間があったら一人でも多く人と会話するに限ります。それが一番の近道だということも私は知っています。

 それができないから悩んでいるんだという人の気持ちもよく分かります。本を読んでもセミナーに行っても改善しないという人がいるのも事実です。なぜならその本やセミナーには話し方は載っていても、話しかけるまでの土台作りまでは詳しく載っていないからです。人見知りの人が一番最初につまづくのが、自分から話しかけられないという部分なのに、いきなり話し方の話をされてもその前段階の準備ができていなければ何の役にも立ちませんよね。

 そこに気づいた私は、人見知りが人に話しかけられるようになるまでの過程の改善をメインに、商材を作りたいという一心で他の本との差別化を第一に考えながら作りました。私の体験談も踏まえているので、共感性も高いというところも含めて、これが私の商品のUSP(他のものにはない特別な強み)となりました。

 既存に出回っている商品がたくさんあったとしても、それぞれにUSPがあるからお客様はそれを求めてやってきてくれるのです。何もなかったと思っていた自分でも、少しの工夫で人に価値を提供できるようになるんです。何もないから諦めるのではなく、何もないからこそ、そこでできることをやってみて、自分で付加価値をつけられるように情報収拾すればいいわけで、そこから形にしていくのでも遅くないということをここでは伝えたいと思います。

 そんなこんなで無事、自分の商材をネットで売り出すことに成功した私ですが、燃え尽き症候群とはまさにこのこと。売れたことに満足してしまって、その先のことを考えられなくなってしまったのです。

 ビジネスというのは満足してしまった時点で、その先の成長は見込めないものだということを知ってはいたものの、私の中で自分を商材売ることが最終目標だったのもあり、その後、今のビジネスを発展させる術も意欲をないまま終わってしまいました。そこで私はまた、人に会う活動を再開することになります。。

 行き詰まってしまったままは嫌だったので、どうにか動いていないとまた迷子になってしまうと思って焦っていたのです。他力本願だったなと今になってみれば思うのですが、人の会っていれば何か変わる、そんなふわっとした意識の中で自分から会いたいと声をかけたり、会いたいと言ってくださった人に会ったりを繰り返していきました。

 おかげでオフラインではたくさんの方と知り合うことができました。別の方が主催してくれたオフ会に参加していた方達の何人かと別日でまた集まってツイッター女子会を開いたり、名古屋に行ってみたいという単純な理由で私主催で名古屋王会を開いて5人ものフォロワーさんが集まってくれたりして、計30名以上の方とオフラインで繋がりを持つことができました。

 人見知りだった自分がまさかこんな環境に身を投じれるまでになるなんて、昔の私が見たらびっくりするかもしれません。いろんな価値観に触れ、いろんな話や情報を交換しながら、私は今後の自分のあり方を模索する日々を過ごしました。

はるか
私のように何かのスキルを商品として販売するお仕事をやってみたい人にとっては、何かヒントになる話もあったかもしれません。

作って終わりのビジネスではなく、次はどう成長させていこうか、何年後にどこまで大きくしたいかという長いスパンでのビジョンも一緒に考えることができれば、目標を見失わずどんどんビジネス規模拡大ができるのではないかと思います。

 反面教師で大変申し訳ないのですが、これを読んでくださっている方は、私のような中途半端な人にはならないでくださいね。

第六章事業戦略家との出会いへ続く…