もししがないフリーライターがプロの事業戦略家に出会ったら第三章

初ライターの仕事

 とはいうものの、まず何から始めていいのか全くわかっていなかった私は、ビジネス用と銘打ってプライベートで使っていたツイッターアカウントとは別のアカウントを作ってみることにしました。そこでブログや副業なんかで稼いでいる人たちと交流をしつつ、情報収集をしようと思ったわけです。と同時に、とりあえずブログって稼げるんでしょという気持ちで自分のブログサイトを作ってみることにしました。と言ってもそこでまずつまづいたんですけどね。

 パソコンなんて学生時代のパソコンの授業以来触ったことのなかった超パソコン初心者が、一番難易度の高いであろうワードプレスを使ってブログを立ち上げようとしたのがそもそもの間違いだったのかもしれません。

 他にもはてなブログやライブドアブログなどを使って発信している人もいる中で、どうしてワードプレスを選んだのか。それはいろんな人が共通して言っていたことなのですが、「ワードプレスの使い方さえ覚えてしまえば、他のブログサイトよりも見栄えのよく細かな設定ができるし、SEO対策もしやすいからおすすめだ。はてなブログやライブドアブログから始めてもいいけど、後々はみんなワードプレスに移行してるよ。」と。

 じゃあワードプレス一択でしょうと、なんとも安易な選択だったなと今思えば感じますね。そして、ここでまた私の怠け癖が発動してしまいました。ワードプレスの立ち上げ方を丁寧にブログで紹介してくれているブロガーさんのブログを読みながら、3時間かけてようやく立ち上げることができたくらいですから。

 ブログ立ち上げだけで凄まじい精神力を持って行かれてしまった私は、それで満足しちゃったんですよね。自分を蹴り飛ばしたくなりますが、ブログ記事を1記事でも投稿してから始めてスタートを切ったと言っても過言ではないはずですが、なぜスタートラインにすら立つ前に辞めてしまったのかと。

 そんなワードプレスに悪戦苦闘の日々を、私はツイッターに愚痴としてこぼしながら過ごしていたのですが、そんな私を拾ってくれる方が現れたのです。

 その方の話を要約すると、ブログやってみたいけど書き方がわからないという初心者さんに声をかけて、自社が運営しているブログサイトに招待、無料で書き方を教えながら自社ブログの構築をお手伝いして欲しいということでした。私がワードプレスでああだこうだ言っているのを見かねて声をかけてくださったんだとか。いやはやお恥ずかしい話です。せっかくのお話だったので、私はそのお仕事を喜んで引き受けることにしました。

 1週間で1記事納品するのですが、まずはパソコンの使い方から学ばなければいかなかった私は、なかなかスムーズに記事を書くことができませんでした。学生時代に習った拙い知識をフル活用して何とかやっていけはしましたが、私が想像していたブログは日々の日記を綴るものではなく、ちゃんとした情報を書いてサイト運用していくというものでした。何を当たり前なことを言っているのかと思われそうですが、ネットにあまり触れてこなかった人間のリテラシーなんてのはその程度のものなんです。

 自分が当たり前だと思っていたことが他の人からしたら当たり前じゃないこともあるということを、これを読んでいるあなたには知っておいてほしいという私の情弱ぶりを正当化しつつ、おかげでそこで初めて、そのブログにアドセンスやらアフィリエイト商品やらをくっつけて、収益を出すというお仕事があることを知ることができました。

 もともと文字を書くことが好きだったかと聞かれるとよく分からないですが、苦手意識自体は存在していなかったので、少なからず向いていたのではなかと自負しています。ブログを運営するということは、自分の書きたいように書くのではなく、あくまでネットユーザーが調べ物で検索をかけた時に悩みの解決法を書いて自分のサイトを見てもらえるような文章にしたり、キーワード選定を基にした文言だったりを考えながら書かないといけないので、なかなかに窮屈だなと思いながら執筆していたのを覚えています。

 タイピングもパソコン歴の長い人からしてみたら目を背けてしまいたくなる程遅かったですし、記事執筆の際のリサーチやワード選定も本当に遅かったので、その分ミスがないように丁寧に執筆することを心がけながら、添削者さんの添削を忠実に守るようにしていました。でも、好きなことをしながら楽しめる仕事って案外少ないのかもしれないな、と薄々思い始めたのもこの時期かもしれないですね。

 結局、その頃同時並行でやっていたマッサージの仕事が忙しくなったり、マッサージ技術の向上と解剖学も勉強したかったのもあって密かに通って整体学校のカリキュラムの関係で、ブログ執筆に割ける時間がどんどん少なくなってしまったのです。

 今思い返せば、もっと有効に時間を使っていればそんなことにはならなかったのでしょうが。そんなこんなで、ブログからどんどん遠ざかるようになってしまった私は、一旦ブログのお仕事から離れることになりました。お給料も成果報酬も何もないのに時間ばかり割かれて行くのも何だかもったいな気がしていたからです。

 ブログ運用を自分でできるようになったとしても、何百万も稼げるようになるには数ヶ月じゃ到底無理だということも、ブロガーさんたちの発信を見て痛感しました。毎日一投稿を徹底して、事あるごとに変わるGoogleアルゴリズムアップデートに対処しながら、日々新しい情報を追い続けるというプロフェッショナルな人たちが創り出す世界。

そんな世界に気軽に足を踏み入れようとした自分の愚かさを改めて思い知りました。そこで、即金につながるもっと効率のいいネットの仕事はないかと探し始めました。

はるか
これに関しては完全に反面教師にしていただきたいのですが、何かをやり始めたなら結果が出るまでやってみることです。せっかく三時間もかけてブログを立ち上げたんですし、その時に契約したサーバーなどの費用もあります。どうせなら、それを回収する勢いでやらないといけません。口うるさく自分に言い聞かせます。

私のように、燃え尽き症候群や諦めグセがある人は、時間をかけた分だけ、お金をかけた分だけの元を回収して、それを上回るように目標設定するのもいいでしょう。やって終わりが一番もったいないですからね。

でないと私みたいに、ネット情報の大海原を永遠と漂うことになりますよ…。
 

第四章スモールビジネス挑戦へ続く…